運動でストレスを発散する方法
スポーツで汗を流すのも、日頃たまったストレスを発散することにつながります。
環境や条件が整っているなら屋外でも屋内のスポーツ施設でも、あるいは自分の部屋やリビングでもいいでしょう。ジョギングでも筋トレでもいいし、ボクシングのエクササイズでサンドバッグに向けてパンチを繰り出すというのもいいかもしれません。
こうしたスポーツは、自分の中の破壊衝動を満足させる行為でもあるのです。体を動かすのが好きな方は、定期的に行ってストレスやうっ憤を蹴散らしていくといいでしょう。
「ランナーズハイ」という言葉が知られていますが、マラソンのような激しい運動をすると、脳内で麻薬に類似するオピオイドという物質が増え、快感を得られることがわかっています。オピオイドには、不安や痛みを軽くする効果があります。
また、7割程度の強度でランニングを続けると、気分を改善するアナンダマイドという脳内物質が増加したという研究もあります。
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すぐに怒る人、いつも穏やかな人の違いは、環境なのか遺伝なのか？
精神科医として言わせていただくと、怒りの感情の扱い方に悩む人にとって、自分に怒りが湧いてくるメカニズムを知ることには、じつは大いに意義があります。
本を読むなどして、あらかじめ怒りの感情が自分に湧いてくる仕組みや理由などを理解しておくことで、怒りがどんなに高まっても、それが爆発して暴力に発展する、物を壊す、という大事にまでは至らずに済むようになるものです。
知識を持っておくだけでも、怒りを防止する、阻止することが可能になるというわけです。
【3版 出来！】
【CHECK LIST】あなたの怒りのタイプは？ 自分の怒りの傾向を知ろう
第1章 あなたの怒りには理由がある
怒りは「生き残り」に欠かせない感情
怒りを招く3つのトリガー
怒りを生み出す扁桃体、暴走を抑える前頭葉
怒りっぽい人とあまり怒らない人との違いとは
怒りにうまく対処するための3つの基本ステップ
第2章 自分を知って怒りをコントロールする
「自分の怒りのタイプ」を把握しよう
幼児性が強いタイプ
秩序愛が強いタイプ
他人より優位に立ちたいタイプ
抑圧・うつ傾向の強いタイプ
冷静分析タイプ
思い込みの激しいタイプ
第3章 イライラ、ムカムカを平常心に変える方法
「セルフ認知療法」にトライしてみる
「怒らない私」に変える
ネットとのつき合い方を工夫する
男女の怒り方には違いがある
「冷静さを取り戻す方法」を持つ
セロトニン分泌をアップさせる
身体感覚に訴える怒りコントロール法
第4章 怒り方にはコツがある
怒り方、叱り方のスキルを磨く
「怒りを吐き出すコツ」を身につける
相手を怒らせない技術を磨く
