――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  メモリーチップ銘柄は新型コロナウイルス感染の波に乗って最高値を更新した。その波が頂点に達した今、各社は谷あいを乗り切る方法を考えなければならない。韓国のサムスン電子は事業の多角化と市場の支配力をてこに、大半のメーカーよりうまく乗り切れるかもしれない。  メモリーチップ関連株は今年のピークから大幅に値下がりしている。サムスンは1月から21%下落しているほか、SKハイニックスも2月のピークを37%下回る。それでも、両社は依然として好調な業績を報告している。