ホワイトハウスは18日、パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)の一部について、1980年の連邦法に基づき有害物質と認定する案を取りまとめていると明らかにした。PFASを製造する企業などが、汚染された場所の除染を義務付けられる可能性もある。PFASは分解されるまで長い時間がかかるため、「フォーエバー・ケミカル」として知られている。バイデン政権は有害物質への対応や水道の監視、さらに汚染された地域の支援を加速するため、3年間のロードマップを作成。一部のPFASを有害物質として認定する計画の概要も、この中に含まれた。一部のメーカーはファストフードの食品包装やその他のパッケージにPFASを使用しないことに合意。公衆衛生や環境保護団体などはこれら物質が深刻な健康被害をもたらすこと、また自然環境の中で分解されにくいことに懸念を示している。PFASは複数の種類のがんに加え、コレステロール値の上昇などといった問題にも結び付けられている。