新型コロナワクチンを保管する冷凍庫。PHCホールディングス主要子会社、PHCの製品だ新型コロナワクチンを保管する冷凍庫。PHCホールディングス主要子会社、PHCの製品だ Photo:JIJI

元パナソニックグループのPHCホールディングスが今月14日、新規株式上場した。初日の株価終値は公募価格の18%安。株価がさえないのには訳がある。(ダイヤモンド編集部 土本匡孝)

上場初日の終値は
公募価格を18%下回る

 医療機器などを手掛けるPHCホールディングス(HD)が今月14日、東証1部に新規株式上場した。

 PHCHDの主要子会社PHCは1969年設立の松下寿電子工業がルーツ。同社は2005年にパナソニック四国エレクトロニクス、10年にパナソニックヘルスケアへ社名変更した。12年に三洋電機のヘルスケア事業部門を統合している。

 パナソニックは14年、パナソニックヘルスケアを約1650億円で売却した。同社は米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が筆頭株主、パナソニックなどが一部出資の持ち株会社(現PHCHD)の傘下となり、社名をPHCと改称して今に至る。

 さてPHCHDの14日の初値は公募価格3250円に対し、4%下回る3120円。この日の終値は2651円で、公募価格を18%下回った。翌15日の終値も2690円と低調だった。

 投資家が強気で買いにいかない背景には、主力事業の将来性と財務の両面に不安要素があるからだろう。