丸和運輸機関の和佐見勝社長WEB会見での和佐見社長(提供:カーゴニュース)

1973年の設立以来、食品スーパーやドラッグストアなど小売業に特化して業績を伸ばしてきた丸和運輸機関(本社・埼玉県)。和佐見勝社長は2015年、東証第一部に上場して以来、野心的な経営計画を出しており、コロナ禍においても強気の経営方針を貫いている。(カーゴニュース)

マツキヨがココカラファインと統合
「今後はかなり期待できる」

 丸和運輸機関が11月1日に発表した2022年3月期第2四半期の決算は、新型コロナの影響や燃料価格の高騰などで増収減益となったが、通期の業績予想については売上・利益ともに上方修正した。

 同日オンラインで開かれた記者会見で、和佐見勝社長は「コロナでマツモトキヨシの物流受託を中心とする医薬・医療物流は厳しい状況が続いているが、ココカラファインとの経営統合で今後はかなり期待できる」と自信を示した。

 22年3月期第2四半期の連結業績は、売上高597億4900万円(前年同期比11.1%増)、営業利益43億3300万円(1.0%減)、経常利益45億4400万円(1.5%増)、純利益32億6000万円(5.7%増)だった。