サウナデビューの前に
絶対に知っておきたい基本事項

 ブームにより「スパ&カプセルホテル ニューウイング」や「サウナ&カプセルホテル北欧」「天空のアジト マルシンスパ」など、一部の施設で入場規制が行われるほど活気づくサウナだが、実際に足を運ぶにあたってはルール・マナーや利用法などが分からず二の足を踏む方も少なくないだろう。

 そこで、「サウナデビュー」の足がかりとなるよう基本的な事項を簡単に整理してお伝えする。

 まずサウナを利用するときの大まかな流れを確認しよう。

【水分補給と体の洗浄→10分前後のサウナ→1~2分程度の水風呂→5~10分程度の休憩】といった内容が一般的だ。

 サウナ→水風呂→休憩のサイクルを「1セット」と捉え、3~5回程度繰り返すことがメジャーな入浴法といえるだろう。また、サウナストーブに水をかけて湿度を高める「ロウリュ」や専門のスタッフによる送風パフォーマンス「アウフグース」などを楽しめる施設も存在する。

 さらに、全身から大量に発汗するサウナでは、入浴時の水分補給は必須となる。施設によっては給水器を設置していることもあるが、なるべくスポーツドリンク・ミネラルウオーターなどを事前に購入しておくことが望ましい。

 なお、事前の飲酒や体調不良などを抱えている方はサウナの利用を控えることを強く推奨する。気持ち良さを損なうどころか、むしろ健康に逆効果となり危険なため、各施設でも酒気帯びでの利用や不調時の利用は禁じられている。

 細かなルール・マナーは施設によっても異なるものの、「水風呂・浴槽へ入る前には汗を必ず流す」「サウナ室内で不用意な会話は控える」「清潔な利用を努める」「無断でのロウリュを行わない」など、他の利用者に迷惑のかかるおそれのある使い方を控えることは基本といえるだろう。