「自分を知る」ことから始める
自分は何が得意で何が苦手なのか?人から見た自分の第一印象はどうなのか?
話し方はどんな感じで、何色の服が似合うのか……。うなずき方や目線などなど……。
自分のマーケティングが必要なんですね。そうすれば、自分にぴったりの改善点、すなわち営業成績アップのための処方箋が見えてくるのです。
私の営業指導は、このような営業職の方たち個々人が自分の「キャラ」に気づくお手伝いから始まります。そして、そのキャラをどう生かし、どう改善すれば売れるようになるかの処方箋を書いていくわけです。「キャラ」で売るから、「キャラデウルメソッド」と名づけました。
まずは自分のキャラを知るために、家族や親しい友人などにいろいろ質問してみたらいいのです。「私ってどう見える?」「僕の話し方は信用できそう?」などと。
「個性」だったら何でもいいわけじゃない
さて、ここでどうしても説明しておきたいことがあります。
みなさんが「個性重視なら金髪も迷彩服もスキンヘッドも、よれよれスーツも、みんなその人の個性だからいいんじゃないのか?」と感じる可能性があるからです。
確かに個性は重要です。でも営業の売れるベースにもっていくためには当然のことながら「好感度の高い人」になることが必要なのです。美容師やブティックなどに個性的なスタイルを求めてやってくる場合を除き、お客さんは保守的なことが多いものです。
個性、個性と主張しても、お客さんに不快感を与えるような個性であれば、それは個性ではありません。ただの趣味や嗜好に過ぎません(そういう部分はプライベートでおねがいします)。