「やる気がどうしても出ない…」仕事のストレスを回避する、3つの鉄則写真はイメージです Photo:PIXTA

ストレスを回避する
三つの方法

 仕事上でストレスを感じている人は、とても多いと思います。たとえば、バーンアウトシンドローム(燃え尽き症候群)は、意欲を持って働いていた人が、燃え尽きたかのように意欲をなくして、会社や社会に適応できなくなってしまう状態です。

 そこで私は経営者に対して、ストレスをコントロールするための三つの方法をアドバイスしています。

 1番目は、「自分でコントロールできないことには悩まない」ことです。

小宮一慶・小宮コンサルタンツ代表小宮一慶
小宮コンサルタンツ代表

 ストレスが一番かかるのは、自分でコントロールできないことに悩むこと。分かりやすい例を挙げると、明日雨が降るかどうかで悩むこと。天候はコントロールできないので、大きなストレスがかかります。仕事に置き換えれば、相手に決定権があることで悩むこと。どんなことになるのかは自分で決められないのですから、悩めば悩むほどストレスが増すだけです。

 悩まないための対処法は、「自分でコントロールできることに全力を尽くす」ことです。明日の雨が心配なら折りたたみ傘を用意しておけばいい。相手に決定権のあることでも、自分で事前にやれることはたくさんあるはずです。それをしっかりやる。その逆で、自分でやれることをやらずに、自分でコントロールできないことに悩むからストレスがかかるのです。