30年で3000社の上場企業に対してコミュニケーションや英語をテーマにした研修を行ってきた安田正氏。その研修で使用しているプログラムを改良・応用して書き綴り、惜しげもなく公開したのが武器になる話し方だ。もったいない話し方のため、満足いく結果を得られなかったり、本来は得られるポジションにつけなかったり。本連載では、多くの方の話し方を改善してきた安田さんの「武器になる話し方」を、本書の内容から一部抜粋して紹介する。

オンラインで話し方のうまい人は「この1つ」のイメージで話しているPhoto: Adobe Stock

オンラインでも生のライブ感が必要

 2020年からのコロナ禍以来、セミナーもオンラインで行うことが多くなりました。

 オンラインセミナーは直接会ってセミナーを行うより、難易度は高いものです。なぜなら、相手の反応がわかりづらく、またパワーポイントの画面だけをずっと見せて話しているとついつい一方通行になりがちだからです。その結果、受講生はどうしても飽きてしまいます。

 そこで、オンラインでもできるだけライブ感ある、双方向のセミナーができるような工夫をする必要があります。

あくまでも、「1人のあなた」に話しかけることが重要

 それは、たとえば25人の受講生であれば「1人対25人ではなく、1人対1人×25のイメージで話すこと」です。つまり「25人のみなさん」に話すのではなく「1人のあなた」に話しかけることを25人分行うのです。

 具体的には、名前を呼んで結構多くの回数で話を振ります

「〇〇さん、先ほど初対面で話すのが苦手だとおっしゃっていましたが、こうやってみてはいかがでしょうか」

「ところで、『大阪』といえば〇〇さんは大阪から参加されていますよね」

「〇〇さんは、接客のお仕事だとおっしゃっていましたが、こんなときどのようにされていますか」

 といった具合です。

 是非試してみてください。

武器になる
話し方

オンラインでも飽きさせないコツは、
1人対25人ではなく、
「1人対1人×25」のイメージで話す