悩みが深い人ほどご神仏に愛されます

自分を好きになろうと努力しても、今までなかなかできなかったとしても、心配は不要です。悩みが多い人でも、劣等生でも、ご神仏は愛してくれます。

さらに言えば、悩みが多く、「自分はダメだ」と思っている人ほど、心から助けを求めてくれば、ご神仏は応援しやすいのです。

なぜなら、いつも前向きで挫折や失敗を知らず、自分の能力だけで人生を切りひらけると思っている人は、どうしても、「がんばれば、なんとかなる」「私が自分でやる」と思ってしまうからです。

すると、自分の力だけでどうにかしようとして、ご神仏の存在を忘れてしまうからです。

でも、どんな人であっても、
「ああ、もう絶望だ!」
「お手上げ状態だ」
「私には、もうこれ以上は無理」
と追い詰められた時、ご神仏の存在を身近に感じやすくなります。

自力でできる限りのことをやり尽くし、悩み尽くして、「もう何もできない」となると、人は、「神さま仏さま、お願いします!」と手を合わせるしかありません。

人間も、誰かから頼られたら一肌脱ぎたくなりますよね。それはご神仏も同じです。

問題が多く、「お手上げ状態」の人ほど、頼ってきた時にはご神仏が手を差し伸べてくださるのです。

もちろん、何の苦労もなく、平穏で幸せな人生を送れれば、それに越したことはありません。でも、そういう人生を送れる人は少数派でしょう。

人生の困難に直面した時、人間の価値観は大きく変わります。

あまりにも大きな試練や苦悩があり、逆境の中でつらい日々を送らなければならなかったとしたら、それはあなたが価値観を変えるチャンスなのです。

「もうお手上げです」という時ほど、ご神仏という存在とつながり、手助けをしてもらう方向へ歩みをつなげていく契機になるのです。

でも、投げやりな気持ちだったり、自分にも他者にも批判的な気持ちでお参りに行く人をご神仏はよしとしません。

苦難が訪れた時、グッとこらえて自力でがんばるのも尊いことです。

けれど、つらい時に「私は大丈夫」と無理に突っ走ると、いつか倒れてしまいます。

「つらいです!」「苦しいです!」とご神仏に素直に自分を投げ出せば、そこに新たな道が開けていくのです。