閉店の看板写真はイメージです Photo:PIXTA

新型コロナの感染が再び急拡大している。従来に比べて非常に高い感染力を持つといわれるオミクロン型の感染が国内でも確認されてからわずか2カ月ほどだが、第5波を上回る勢いでの感染拡大が続いている。新型コロナの感染拡大は世界中に大きな変化をもたらしているが、それは日本も例外ではない。そうした変化のなかで特徴的なもののなかに、企業の倒産や休廃業・解散の動向がある。(帝国データバンク情報部 丸山昌吾)

休廃業と解散が
緩やかな減少傾向

 新型コロナの感染拡大は多くの企業に悪影響をもたらしており、帝国データバンクが年末から年初にかけて行った調査では、企業の67.4%が業績にマイナスの影響があると答えている。

 国内での感染拡大当初には9割弱の企業がマイナスの影響があると答えていたので、その影響は幾分低下しているが、いまだに多くの企業が打撃を受けていることがわかる。