23卒就活の前哨戦ともいえるインターンシップ類は本格的にオンライン化された。ニューノーマル就活で人気を集めた企業はどこだろうか。特集『就職人気企業ランキング 2023年卒早期調査』では、2023年卒の「文系男子」「文系女子」「理系男女」の就職人気企業ランキングを作成した。#1では、文系男子の上位200社のランキングをお届けする。(調査・分析/株式会社ダイヤモンド・ヒューマンリソース経営企画室 室長 高村太朗)
就職人気企業ランキング23年卒早期調査
文系男子に人気の企業は?
「午前と午後で別の会社のグループワークに参加した猛者もいるといううわさを聞きました」――。
学生のコロナワクチンの接種は進み、緊急事態宣言が解除された。しかし、第6波への懸念から、従来主流だった職場受け入れ型インターンシップは激減。本格的にオンライン化が進んで地理・時間・空間の制約から解放され、短時間のプログラムが増加した。
2023年卒就活の前哨戦となるインターンシップ類は参加率、回数共に増加するニューノーマル就活を象徴する動きだしとなった。
9月に実施した学生モニターアンケートでは、1日仕事体験、キャリア支援プログラム等を含めた「インターンシップ類」に参加した学生は93.3%と9割を超えた。また、平均参加数は4.0回と同時期の調査で最も多くなった。
対面形式のインターンシップ類に参加した学生はわずか11.5%にとどまり、オンライン形式が94.4%と大半を占める。参加プログラムの形式は、1日の67.2%に続いて半日が62.1%と一層の短期化が進んでいる。参加したプログラムの内容もグループワーク型が88.3%、セミナー・見学型が63.7%で、就業体験実践型の54.9%を大きく上回る。
こうした中で志望業界が「明確に決まっている」学生は15.5%、「なんとなく決まっている」(57.9%)と合わせると7割以上に上り、志望業界の絞り込みは例年以上に早く進んでいる。
コロナで様変わりした環境下で学生の意識はどう変わったか。文理・男女別に前半戦(夏)の就職人気企業ランキングを見ていこう。