住友生命保険が子会社のアイアル少額短期保険とバイオベンチャーのセルソースと組み、サッカーなどのスポーツチームを対象とした業界初の「バイオセラピー保険」を発売する。単なるニッチな商品と思うなかれ。有望な巨大市場の攻略を見据えた、第1弾商品である。(ダイヤモンド編集部 片田江康男)。
バイオベンチャー、セルソースと
業界初のバイオセラピー保険発売
大手生命保険会社による少額短期保険の設立や買収が相次いでいるが、その狙いは、単に少短事業でもうけることではない。主力の営業職員(生保レディー)チャネルではリーチできていない顧客層に裾野を広げることだ。
その動きは端緒についたばかりだが、2019年にアイアル少額短期保険を買収した住友生命保険がついに動いた。それが、バイオベンチャー、セルソースとタッグを組んで発売する業界初のバイオセラピー保険だ。
バイオセラピー保険は一体、どのような商品なのか。そして住友生命が見据える巨大市場とは何か。