「ドラクエ」で転職しない人はいない
みなさんは「ドラクエ」をやったことはありますか?
言わずと知れたロールプレイングゲーム。仲間を連れて、旅をしながら強くなり、敵を倒していきます。
シリーズ3作目になると、戦士や僧侶、魔法使いなど、ゲームの途中で転職ができるようになりました。
転職できるようになると、戦い方の幅が広がります。
たとえば、魔法使いから戦士に転職すると、魔法も使えるし攻撃力も防御力も高い戦士になることができます。新しい職業に転職しても、転職前のスキルを引き継げるのが醍醐味です。
ゲームを有利に進めることができるので、転職しない人はいないと思います。
私が転職して思ったのが、リアルの世界の転職も、ドラクエのゲームとほとんど同じだということです。
転職する前は「失敗したらどうしよう」「またイチから始めないといけないのかな」など、不安ばかりでしたが、不安に思っていたことは、まったく起こりませんでした。
前職の知識と経験を武器に転職すると、ドラクエの転職と同じで知識や経験を持ち越すことができます。
他の社員とは仕事の見方や進め方がちがうので、ハマればとても重宝されます。
また、転職したらレベル1からスタートになり、弱体化すると考えがちですが、仕事は基本的にチーム戦です。
チームで戦えば、できない仕事なんてほとんどありません。そして、仕事をこなすたびにレベルがどんどん上がるのを体感できます。
転職するたびに仕事の幅も広がるし、人材としても唯一無二の存在になり、希少価値も上がっていきます。そうなると、人生というゲームを割とラクに進められるようになります。
転職は人生ゲームを有利に進めるためのイベントになります。
転職を本気で考えていなくても、まずは転職活動をしてみて、自分の可能性を探ってみるのもいいかもしれませんよ。
(本原稿は、わび著『メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術』から一部抜粋・改変したものです)