働きながら3年で、9つの資格に独学合格! 大量に覚えて、絶対忘れないノウハウとは?
「忘れる前に思い出す」最強のしくみ、「大量記憶表」を公開!
本連載の著者は棚田健大郎氏。1年間必死に勉強したにもかかわらず、宅建試験に落ちたことをきっかけに、「自分のように勉強が苦手な人向けの方法を編み出そう」と一念発起。苦労の末に「勉強することを小分けにし、計画的に復習する」しくみ、大量記憶表を発明します。棚田氏の勉強メソッドをまとめた書籍、『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』の刊行(2月9日発売)を記念して、本書の一部を特別に公開します。

【会社ではなく、資格に頼ろう】コロナ禍を生き抜く「合理的な考え方」Photo: Adobe Stock

会社に尽くす「だけ」の毎日をやめよう

 終身雇用の崩壊によって転職や独立が当たり前になるとともに、高齢化社会の到来によって定年後も働き続ける必要性が高まりつつあります。

 今まで通り会社に尽くすだけの毎日を送ることは、もはやリスクです。

 新型コロナウイルスの影響で解雇や雇い止めにあった人もたくさんいるのではないでしょうか。ある大手外食チェーンが従業員を解雇したニュースが流れ、その中で、解雇された元従業員のコメントに私は注目しました。

「涙が出るくらい悔しいです。どれだけ命を削って会社のために貢献してきたか、信じてくれない会社が悔しい」

 このコメントを読むだけで、「その人がどれだけ会社に尽くしてきたか」がとてもよくわかります。

 確かに、会社に献身的に尽くすことは立派かもしれませんが、これからの時代、この価値観は変える必要があります。会社に献身的に尽くすことは、私から言わせると「会社への依存」に他ならないからです。

自分の身は自分で守るしかない

 会社にいくら尽くしたところで、新型コロナのような事態が発生すれば、容赦なく解雇されます。会社が悪いわけではなく、経営上当然のことともいえます。会社に尽くしても、会社は会社都合でしか判断できません。

 であれば、会社にすべてを依存せず、資格取得などを通してスキルを磨き、もしもの際にはいつでも転職できるよう準備しておく、あわよくば副業する、独立開業する。

 こうしたマインドこそが、激動の令和を生き抜き、自分と家族を守るための最大の「リスクヘッジ」となるのです。
(本原稿は、棚田健大郎著『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』を編集・抜粋したものです)