働きながら3年で、9つの資格に独学合格! 大量に覚えて、絶対忘れないノウハウとは?
「忘れる前に思い出す」最強のしくみ、「大量記憶表」を公開!
本連載の著者は棚田健大郎氏。1年間必死に勉強したにもかかわらず、宅建試験に落ちたことをきっかけに、「自分のように勉強が苦手な人向けの方法を編み出そう」と一念発起。苦労の末に「勉強することを小分けにし、計画的に復習する」しくみ、大量記憶表を発明します。棚田氏の勉強メソッドをまとめた書籍、『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』の刊行(2月9日発売)を記念して、本書の一部を特別に公開します。

朝型勉強法の罠、「無理やり早起き」が招く悲劇とは?Photo: Adobe Stock

朝型勉強法が合う人、合わない人

 夜遅くまで勉強していると、「朝早く起きて勉強したほうがいいんじゃない?」といった朝型の勉強法をアドバイスされることがあります。

 しかし、「朝型にこだわる必要はない」というのが私の結論です。

 というのも、私も夜2時くらいまで勉強する日々が続いたので、「早く寝て、朝に勉強する」というサイクルに変えようとしましたが、無理でした。

 もともと朝型の生活をしていない人が、朝型のサイクルに変えるのは思った以上に大変です。

 実際、私も起きることは何とかできても、内容がなかなか頭に入ってこないという状況が続きました。また、朝早く起きることで、夜は自然と早い時間に眠くなってしまうので、今まで集中できていた夜の勉強があまりできなくなってしまったのです。

 このように、試験勉強のためにライフサイクルを変えようとすると、思った以上に負荷がかかるので私はオススメしません。

大切なのは仕事や家事との両立

 それよりも大切なことは、試験勉強を始める前のライフサイクルをできる限り変えないようにすることです。特に仕事や家事などがある人は、バランスをうまくとっていかなければいけません。

 勉強優先の生活にシフトすると、仕事がうまくいかなくなったり、家事がたまってしまったりして、ストレスがたまる傾向があります。そしてそのストレスにより「もう勉強をやめよう」「もう資格試験の受験をやめよう」という選択をする人も少なくありません。

 朝型でも夜型でもかまいません。できるだけストレスがかからないようなライフサイクルを心がけてください。
(本原稿は、棚田健大郎著『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』を編集・抜粋したものです)