仕事や人間関係…しんどいことが多い、という人にぜひ読んでもらいたいのが、「メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術」(わび著)だ。著者のわび氏は元幹部自衛官としてエリート街道をひた走っていたが、上司のパワハラと早朝深夜の激務が重なりメンタルダウン。復職を果たした後、「出世ばかりが人生ではない」「人に認められるためではなく、もっと楽しく生きたい」と思い、転職。現在は外資系企業の社員として活躍している。自衛隊などの社会人経験で身につけた仕事術、メンタルコントロール術についてツイートした内容が人気を集め、Twitterを開始して2年半でフォロワーは12万人を突破、10万超えいいねを連発し、ネットメディアにもたびたび取り上げられている。仕事・人間関係で生き抜く知恵が詰まった本書。今回は、発売を記念して特別に本文より一部抜粋、編集して紹介する。

元自衛官がおすすめする、心身が一気に回復する「疲労回復法」とは?Photo: Adobe Stock

「おうち入院」で完全リセット!

ものすごく疲れたときは何をすると回復すると思いますか?

いろいろと思い浮かぶかもしれませんが、私のおすすめは「何もしないこと」。

とくにおすすめなのは「おうち入院」です。

おうち入院とは、入院生活を自宅で再現するものです。

おうち入院は、医師の方などいろいろな人が紹介していますが、私は元陸上自衛隊心理幹部の下園壮太さんの本を読んで、試しにやってみました。忠実に実践すると本当に回復します。

激しい運動をしない、遠出もしない、人とも会わない。ゲームをしていても22時には完全に消灯。あとはひたすら寝る。こうすることで体の疲労も回復し、頭のなかもスッキリします。

「何もしない」のは、意外と難しいです。

食事や洗濯など最低限の家事はあります。また、子どもがいると「おうち入院」は実行するのがかなり難しくなります。

そんなときは、家族に協力してもらって、ホテルなど食事や洗濯の心配をしなくていいところで入院します。

食事はルームサービス、洗濯はクリーニングのサービス。お金はかかるけど、健康には代えられません。

普通に生きているだけでも、心身ともにかなり疲弊することもあります。

たまには「おうち入院」で完全回復しましょう。

(本原稿は、わび著『メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術』から一部抜粋・改変したものです)