「ディレクター型」副業とは?
概要
「専門スキル」を軸にした副業モデルです。指名で仕事をもらえるくらいの専門スキルと、外注スタッフと綿密に連携するマネジメントスキルが求められます。
専門スキルだけだと、時間の切り売りになってしまい、本業収入を超えるのが難しいですが、外注スタッフのマネジメントまでできると収益が大きく伸びていきます。
〈例〉
ライター、動画編集者、Web広告運用者、エンジニア、デザイナーなど
サラタメ:「ディレクター型」は、高い再現性がなによりのメリットです。また、アマチュアレベルのスキルでも仕事を選ばなければ、着実にお金を稼げます。そのため、「インフルエンサー型」より即金性が高いのも魅力です。
メリット
・再現性がある。成功している人のマネをすれば、同じように稼げる可能性が高い
・すぐに稼げる。自分の作業単価を低くすれば、仕事はいくらでも受注できる
・「専門スキル」は、インフルエンサーの「影響力」に比べ寿命が長い
デメリット
・スキルが低いうちは、アルバイト並みの低い収益になってしまう
・専門スキルだけでなく、クライアントとの綿密なコミュニケーションが求められる
・外注スタッフを駆使できるまでは、自分の手を動かすしかないので多忙になる
・個人の力だけでなく、外注スタッフを統率するチームマネジメントスキルが求められる
どんなステップ?
――最初は「お手伝い」から始められる
1.お手伝い→2.職人→3.ディレクターというステップ。
●1.お手伝い
まず、自分が極めたいスキルを選んで勉強を開始します。
ネット上の情報や、書籍1~2冊で最低限の勉強を済ませたら、仕事をしながら勉強したほうが効率的なので、クラウドソーシングやSNSでの募集をもとに仕事を受注します。
誇れるスキルがないうちは、コンビニエンスストアでのアルバイト以下の時給になることもあるため、まだ「お手伝い」に近い段階です。しんどい時期かと思いますが、修業と思って数をこなしていきましょう。
●2.職人
「お手伝い」のように取り組んだ多くの仕事を実績に、さらに時給の高い案件に挑戦していきましょう。徐々に量から質に転化させていきます。質の高い仕事をして、お客さんからご指名で仕事を受注できるようになれば、専門スキルが身についた「職人」の段階といえます。
●3.ディレクター
高度な「職人」レベルになると、仕事の依頼が殺到します。
ここで、ただ労働時間を増やし、目の前の仕事をさばいても疲弊するだけで、本業の収入を超えるのは難しい。ですから外注スタッフを時給で雇い、自分がやらなくても対応できる仕事はどんどん他の人にやってもらいましょう。信頼できるスタッフとチーム体制を組めたら、ビジネスが安定してきます。
サラタメ:ちなみに、最初はどちらかに絞って注力したほうがいいですが、最終的には、どちらの型も身につけられたらベスト。それぞれの型の強みと弱みをカバーし合えるので。
自分はどっちに向いている?
サラタメ:どちらの型で副業を始めるべきか、超ザックリいえばこんな感じです!
個性強めで目立ちたがりの人
→「インフルエンサー型」副業に向いている
職人気質で黙々とスキルを高めたい人
→「ディレクター型」副業に向いている
「インフルエンサー型」が向いている人の特徴
・教えてほしいといわれる専門的な知識がある人
・どうしても世間に物申したい主張がある人
・他人とは違うおもしろい体験をしてきた人
・注目を浴びるほうが実力を発揮しやすい人
「ディレクター型」が向いている人の特徴
・受験勉強のようにコツコツ積み上げるのが得意な人
・手に職をつけられることを強く魅力に思う人
・チームで分担して仕事をするのが得意な人
・仕事を受注する営業マンの役割ができる人
(本原稿は、サラタメ著『真の「安定」を手に入れる シン・サラリーマン』からの抜粋です)
・本業収入を超えるオススメ副業モデルは2つ
・「影響力」で稼ぐ「インフルエンサー型」
・「専門スキル」で稼ぐ「ディレクター型」
・再現性が高く、多くの人にオススメなのは「ディレクター型」