【ワシントン】米英両国は貿易・投資関係を深化するための協議を開始することで合意した。自由貿易協定(FTA)の交渉が中断した昨年以来、二国間貿易の促進に向けた初の幅広い取り組みとなる。  米英当局によると今回の協議は、サプライチェーン(供給網)の混乱緩和や経済の脱炭素化、デジタル取引の促進、国内労働者の支援や労働者の権利保護など、さまざまな問題での協力関係の緊密化を目指すものだという。  協議は今月21、22日に米メリーランド州ボルチモアで行われ、米通商代表部(USTR)のキャサリン・タイ代表と英国のアンマリー・トレビリアン国際開発相が会談する。