ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は16日、ウクライナ侵攻を受けた欧米諸国の制裁が自国経済に大きな影響を与えていると認めた。  プーチン氏は政府当局者らとのビデオ会議の前にテレビで発言し、「これら新たな現実を受けてわれわれの経済は大幅な構造変化が必要になるが、容易ではないことは隠さない、一時的には物価や失業率が上昇することにつながる」と述べた。  制裁による影響はロシア各地に影響を及ぼしていて、工場閉鎖や雇用の削減なども見られる。また金利も2倍に上昇し、ルーブル安も進んでいるほか、物価上昇率も中央銀行の目標を上回っており、ロシアの国債が債務不履行に陥るリスクもある。