【ワシントン】アフガニスタンが昨夏タリバンに掌握され、その後アラブ首長国連邦(UAE)に避難していたアフガニスタン人の中には、報復される危険を顧みずに自ら母国に戻る人たちがいる。残してきた家族を支援するためだという。  アフガニスタンに先週戻ったというある避難民は、かつてカブール空港で働いていた。米軍当局者からは退避を支援する見返りとして避難先を提供すると約束されたと話す。母国にやむなく残してきた家族の貯金は底を突いた。  アフガニスタンからの避難民は残してきた家族(近親者を含む拡大家族)にとって主な稼ぎ手である場合が多く、すぐに職を見つけて送金することを希望していた。