◆「時間コスパ」を最強にする習慣
◇スマホで「すきま時間」を埋める

 24時間という時間は平等だ。時間を最大限に活用したいなら、時間コスパを高める、つまり時間の密度を高めるしかない。

 時間コスパを高めるうえでポイントになるのが「すきま時間」である。移動時間や次の打ち合わせまでの待ち時間など、予定と予定のあいだには必ずすきま時間がある。こうした時間に対する意識を高め、活用しよう。

 すきま時間でデートや家族サービスはできないが、仕事ならできる。だからこそ、すきま時間はすべて仕事のタスクで埋めてしまうとよい。

 そこで重要になってくるのがスマホの活用だ。文書作成や画像加工、予算管理、発注作業、受注作業など、さまざまな仕事をスマホでこなすようにする。その習慣があるかどうかで、時間の密度に決定的な差が生まれる。

◇すきま時間を活用するための2つのコツ

 すきま時間を活用するためのコツは2つある。1つ目のコツは、仕事を細切れに分割することだ。複数の仕事を抱えているとき、あなたはどのように処理しているだろうか。重要度や締め切りにもとづいて、処理する順番を決めているかもしれない。

 一方、著者は、優先順位をつけずに同時並行でこなしていく。1つの仕事を1つの塊として扱わずに、仕事を細切れに分割して、すきま時間にこなすのだ。

 2つ目のコツは、すきま時間に処理するタスクを前もって決めておくことである。すきま時間になってから「何をしようか」と考えていては、あっという間に時間がなくなってしまう。「今日のすきま時間にはあれをやる」とあらかじめ決めておこう。

 すきま時間はあっという間に終わってしまう。短い時間の中で完了させようという意識が働くので、高い集中力で仕事にあたれるはずだ。