「おい、新人!」や「呼び捨て」を
あなたは我慢するか?

 さて、プライドの高い新入社員であるあなたは、就職した会社のオフィスでどんな気分だろうか。

 賢い人間であるあなたは、たぶんまだ、おとなしくして様子を見ているのだろう。しかし、例えばオフィスで上司や先輩からどのように呼ばれているだろうか。

 仮に、あなたの姓が筆者と同じ「山崎」だとしよう。さまざまな呼ばれようがあるはずだが、あなたの職場ではどうか。

 以下、「呼ばれ方」と(あり得る感想)、だ。

「ヤマザキさん」(丁寧だ。いいだろう。だが、油断しない方がいいな)
「ヤマザキ君」(先輩面しているな。先輩の値打ちがあるやつなら許すか)
「ヤマザキ」(呼び捨てか。いい度胸だな。こいつどの程度のレベルなんだ?)
「ヤマちゃん」(そこまで親しくないよ。気持ち悪いな。放っておこう)
「ザキヤマ君」(面白いつもりでいるのか。うっとうしいやつだなあ)
「おい、新人!」(名前も覚えられないのか。先に入社しただけのバカだな)

 呼ばれ方くらいはたいした問題ではないとして、新入社員研修の質や当面任される仕事、職場の会話などのレベルは、あなたが予想したり、希望したりしたものと比べてどうだろうか。

 また、早くも自分の仕事に余裕ができるめどが付いているなら、周囲の先輩社員たちの仕事の様子はどう見えるだろうか。

「この先輩なら、仕事の上で半年もあれば余裕で抜ける」あるいは「仕事の能力はすでに抜いているのではないか」と思えるような、不出来に見える先輩社員が周りにいてがっかりしたり、いらいらしたりすることはないか。

 何はともあれ、早く気分良く仕事ができるようになりたいと思っているのではないだろうか。