暗号資産(仮想通貨)を支える関連サービス銘柄は足元、仮想通貨そのものよりも厳しい苦境に立たされている。
投資家の裾野は急速に広がっているものの、仮想通貨は依然として売られやすい地合いが続いている。ビットコインは年初来11%、イーサは16%それぞれ値下がり。コインマーケットキャップのデータ(18日時点)によると、仮想通貨の価格は年初来安値からは持ち直しているものの、合計の時価総額は約19%落ち込んだ。
しかしながら、上場する仮想通貨関連銘柄の株価はさらに下げがきつい。ファクトセットによると、最大6割の値下がりの憂き目に見舞われている。
米取引所最大手のコインベース・グローバルは今年に入って40%下落。仮想通貨専業の米銀行持ち株会社シルバーゲート・キャピタル・コーポレーションは11%の値下がりだ。仮想通貨の採掘業者であるマラソン・デジタル・ホールディングスは35%安、ライオット・ブロックチェーンは33%安、テラウルフは61%安と、いずれも大きく売り込まれている。