weaponization of AI:
AIの兵器化

米国で「AIの兵器化(weaponization of AI)」に対する懸念がにわかに広がっている。最先端のAIモデルが実際の戦場で利用され始めたからだ。安全性が二の次にされたままで。
焦点になっているのは、米AIスタートアップのアンソロピックが開発したAIモデル「クロード(Claude)」。2月末に始まったイランへの大規模攻撃へ実戦投入され、重要な役割を担ったようだ。
米「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙の調べによれば、攻撃に際して米中央軍は情報分析(intelligence assessment)や標的特定、戦闘シミュレーションといった目的のためにクロードを利用したという。
1月に米軍がベネズエラのマドゥロ大統領を拘束した奇襲作戦でもクロードが投入されたとみられている。
軍事的優位性を確実にする鍵は軍艦や戦闘機といったハードウエアではなく、ハードウエアを動かすソフトウエア――このような考えにペンタゴンは傾きつつある。ソフトウエアの中核はAIである。
ヘグセス米国防長官は年明けに声明を出し、AIの軍事利用を加速化させる考えを明らかにした。
The time is now to accelerate A.I. integration, and we will put the full weight of the Department’s leadership, resources, and expanding corps of private sector partners into accelerating America’s Military A.I. Dominance.(AIの導入を加速化させなければならない。ペンタゴンのリーダーシップやリソースを総動員すると同時に、民間企業のパートナーとの連携を強化していく。米国が軍事AI分野で支配的地位を築けるようにするために。)







