ズーム疲れで出張フライト復活―いまのところはPhoto:Justin Sullivan/gettyimages

――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」

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 ようやく出張需要が回復してきた。とはいえ、必ずしもコロナ前ほどの多さになるというわけではない。

 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」は、例年の閑散期を一段と厳しいものにした。米アメリカン航空が21日発表した1-3月期決算は16億ドル(約2055億円)の赤字となった。同様に、ユナイテッド航空も前日、14億ドルの赤字決算を発表した。

 ところが、航空株は21日の取引開始直後に跳ね上がった。好調な夏になりそうだとの見通しに投資家が飛びついたためだ。3月と4月のデータによると、デルタ航空を含む米航空大手3社はいずれも、4-6月期に黒字化し、コロナ前の売上高を超えると予想。ユナイテッドは、供給座席マイル当たりの旅客収入(ユニットレベニュー)が2019年の同四半期を17%上回るとみるが、これは同社にとって過去最高の4-6月期売上高を意味する。