「再現性」を話せたら勝ち

私が転職活動で実践したことはたった2つです。

まずは、自分の知識と経験からできあがった仕事の武器を捨てないことです。仕事で10年以上の知識と経験があれば、まぎれもなくプロです。

その武器を捨てて、新しい資格を取ったり、未経験の仕事に挑んだりするのはおすすめしません。自分が磨いてきた武器で戦いましょう。

2つめに、職務経歴書や面接で、一般の人でもよくわかるように、自分の武器がどういうところでどのように役立つか説明できるようにすることです。

つまり、「再現性」を話すのです。

個人的に転職では今まで何をしてきたかは、そんなに重要ではないと思っています。それよりも、今の知識と経験からこれから何ができるかが大切です。

私は自衛隊と市役所での経験しかありませんでしたが、今は航空業界の外資系企業で働いています。

「無理」とか「難しい」は他人が決めることではありません。自分がやってみてから決めることなんです。

(本原稿は、わび著『メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術』から一部抜粋・改変したものです)