ウクライナでの戦争がいつ、どのように終結するかは誰にも分からない。だが、現時点でロシアが勝利に向かっていないことは明らかだ。西側諸国の政府や民間アナリストによると、ロシアは首都キーウ(キエフ)を急襲してウクライナ政府を崩壊させるという当初の目標を達成できなかった。また、ウクライナ東部と南東部で同国軍を撃退するより小規模な攻撃「プランB」の成功はますます困難になっているようだ。ウクライナの国家崩壊など、開戦時には可能性が高いと考えられていたことも、現在では起こりそうにないと考えられている。英国のトニー・ラダキン国防参謀長は16日のロンドンでの演説で、ウクライナは生き残りを賭けた戦いに臨んでおり、「存続するだろう」と述べた。
ウクライナは勝てるか 戦争新局面5つのシナリオ
現時点でロシアが勝利に向かっていないことは明らか
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