――筆者のリンダ・バブコック氏はカーネギーメロン大学の経済学教授。リズ・ベスターランド氏はピッツバーグ大学の経済学教授。両氏およびブレンダ・ペイザー氏、ローリー・ウェインガート氏の共著による「The No Club: Putting a Stop to Women’s Dead-End Work」が最近刊行された ***  2021年には自発的離職者が月間400万人と過去最高に達した。この「大退職時代」の次に到来したのが「大転職時代」だ。労働者の需要は高く、雇用市場はひっ迫し、リモートワークのおかげで地理的に無限のチャンスがある。