ジョー・バイデン米大統領は23日の東京での記者会見で、ロシアによるウクライナ侵攻では米軍を派兵しなかったが、台湾防衛のため米政府は軍事行動を取るのか問われた際、「イエス」と応じた。また「それがわれわれの約束だ」とも続けた。中国が台湾を攻撃した場合の対応について、米国は数十年にわたり、「戦略的曖昧(あいまい)さ」を維持してきた。だがバイデン氏がこの方針から逸脱した発言をするのは今回、ここ1年間で3度目となる。バイデン氏による過去2回の発言と同様、ホワイトハウスは今回も米政府の方針に変更はないと述べた。ホワイトハウス当局者は、米国は台湾の自衛能力を支援する義務を負うとした1979年の台湾関係法にバイデン氏が言及したと説明している。
バイデン氏の発言、台湾防衛巡る「曖昧戦略」さらに排除
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