休日は、心底自分が納得できるように過ごすのがベスト

 ただ、その「やっちまった!」という感情が、自分の本心から「これではいけない」と感じているものなのか、「他人に言ったらバカにされてしまう」と、単に外聞が悪いからダメだと判断しているのかは、1回振り返ったほうがいいです。

 正直、何もせずにボーッとしていようが、1日中ゲームをやっていようが、それがリフレッシュ材料になり、次の仕事への活力やモチベーションアップ! につながっているのであれば、全く問題なしです。

 もし、「皆のようにSNSにあげられるようなアクティブな休日を過ごしていない」ということに引け目を感じるならば、むしろ「休日はSNSを見ない」というのを習慣にしてみましょう。

 休日の過ごし方の向き不向きは、個人差があります。

 他人と同じような、というところを目標にした段階で「あなたの休日」ではなくなってしまいます。どうすれば自分らしい休日が過ごせるのか。よく考えて、やりたいように過ごしてみましょう。

【POINT】
 休日は、自分がやりたいように過ごしていい。

バク@精神科医
元内科の精神科専門医
中高生時代イジメにあうが親や学校からの理解はなく、行く場所の確保を模索するうちにスクールカウンセラーの存在を知り、カウンセラーの道を志し文系に進学する。しかし「カウンセラーで食っていけるのはごく一部」という現実を知り、一念発起し、医師を目指し理転後、都内某私立大学医学部に入学。奨学金を得ながら、勉学とバイトにいそしみやっとのことで卒業。医師国家試験に合格。当初、内科医を専攻したが、医師研修中に父親が亡くなる喪失体験もあり、さまざまなことに対して自信を失う。医師を続けることを諦めかけるが、先輩の精神科主治医と出会うことで、精神科医として「第二の医師人生」をスタート。精神科単科病院にてさまざまな分野の精神科領域の治療に従事。アルコール依存症などの依存症患者への治療を通じて「人間の欲望」について示唆を得る。現在は、双極性障害(躁うつ病)や統合失調症、パーソナリティ障害などの患者が多い急性期精神科病棟の勤務医。「よりわかりやすく、誤解のない精神科医療」の啓発を目標に、医療従事者、患者、企業対象の講演等を行う。個人クリニック開業に向け奮闘中。うつ病を経験し、ADHDの医師としてTwitter(@DrYumekuiBaku)でも人気急上昇中。Twitterフォロワー6.3万人。『発達障害、うつサバイバーのバク@精神科医が明かす生きづらいがラクになる ゆるメンタル練習帳』が初の著書。