米ライドシェア大手ウーバーテクノロジーズとリフトはここにきて新たな現実に対応するよう調整を迫られている。投資家は巨額の赤字を縮小するよう迫る一方、料金の値上がりに伴い、顧客の利用は減少。運転手の確保も依然としてままならない。
市場調査会社イピットデータによると、米国内のウーバーとリフトの平均料金は先月、過去最高を記録した。人手不足とガソリン価格の高騰が押し上げ要因だ。両社合計で1-3月期の利用者数は3年前と比べて少なくとも20%、利用回数は35%それぞれ減少した。
両社とも、州が支給していた失業手当の上乗せ分が昨年終了した後は、人手不足が解消に向かうとみていたが、現在も運転手に対する需要は供給を上回っている。