ソニー、エンタメで課金の高級EVを目指す=吉田CEOPhoto:YOSHIKAZU TSUNO/gettyimages

【東京】ソニーグループの吉田憲一郎CEO(最高経営責任者)は同社が初めて手掛ける自動車について、映画やビデオゲームなどのエンターテインメントに課金する機能を備えた高級車になりそうだと述べた。

 吉田氏は、ソニーと提携しているホンダの米オハイオ州メアリーズビル工場を訪れた後、インタビューに応じた。両社は3月、共同出資会社を設けて、2025年に電気自動車(EV)の販売を始めると発表した。

 吉田氏はホンダについて、ソフトウエアのダウンロードやエンターテインメントの利用に課金するサービス・モデルへのシフトを加速させると予想。米EV大手テスラの場合は、高度なコネクテッドサービスに月額10ドル、「フルセルフドライビング(FSD、完全自動運転)」サービスに月額99ドル以上を徴収しているとした。