●子音母音交換

 文字入れ替えは同じで、母音も子音も違う場合。母音段と子音列両方が違っても、他の文字の語感によってはかなり似ていると感じることができます。

[実例]手羽先コウ(柴咲=し→て)、メルセデス便器(ベンツ=ツ→き)

●倒置

 目的語の中にある文字を逆さまに入れ替えることで、加工語に変化するもの。考え方は、極めて視覚的です。目に入ってきた文字が違う単語に見えるというのが理想的展開。おそらく、耳で聞くより目でみたほうが圧倒的に出やすいと思います。空目、空耳はまさにこれの作り方ですね。

 入れ替えパターンはさまざまで、ひとつ隣の文字ということもあるし、離れている文字同士でも普通に似て感じることも多々あり。また、複数の文字の入れ替え、3カ所の入れ替えもありです。

 ちなみにこの倒置ダジャレ、僕はかなり好きなんです。よく自作でツボに入りますね。

[実例]おすぎとコピー(ピーコ)、しきたりスズメ(舌切り)、イランイクラ戦争(イラク)、ミロのなすび(ビーナス)。

かかりが多い頭部付加は
深みとクロウト感が出る

[増減系4種]

 これは、素材語の文字列に対して、1文字ないし、いくつかの文字を増やしたり減らしたりすることで、加工語になりえるもの。分類上のポイントは、どこを増減させるか、です。

●部分削除

 素材語の一部分の1文字、あるいはいくつかの文字を削除します。拗音の小さい文字のみ「ゃ」「ゅ」「ょ」や、促音「っ」のみ削除というものも、かなり作りやすいパターンです。「ー」という音引きのみ削除もシンプルで思いつきやすい。これも僕は好きな作品が多いです。

[実例]チゲ良枝(市毛)、大人のお餅(おもちゃ)、鬼奴クラブ(おニャン子)、チゲ&飛鳥(チャゲ)、くまの釜山(プーさん)、キンドル・ジュン(キャンドル)。