中国は、「アフリカの角」と呼ばれるアフリカ北東部における地域和平に関する初の会合を開催した。紛争の仲介役を担うとしており、数十年にわたり経済外交を推し進めてきた中国が、戦争や平和維持に関わることにも関与する姿勢を改めて示している。会合では、エチオピアのアディスアベバに6カ国の代表団が集まり、同地域を担当する中国の薛冰特使と会談。薛氏は戦略的にも重要なアフリカの角で、エチオピア、スーダン、ソマリアなどの情勢安定化において、中国政府は最も適任だとした。薛氏は21日、「中国はアフリカの角を支えるために多くのことを実施している」とし、「同地域の各国の意思に基づき、平和的に紛争を解決するための仲介を行う準備ができている」と続けた。