ニューヨークにあるデベロッパー2社の合弁企業が金融街のオフィスビルを取得し、空室が3分の1を占めるこの物件を集合住宅に転用する計画だ。新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)をきっかけに始まったこうしたコンバージョン案件の中で、今回のプロジェクトは最大級のもの。米シルバースタイン・プロパティーズとメトロロフト・マネジメントによるこの合弁企業は、このビルを1億8000万ドル(約245億2000万円)で取得することで合意した。1967年に開業した30階建てのこのビルには、数十年の間、多くのハイテク関連や金融サービス企業がテナントとして入っていた。新たなオーナーは3~4年以内に、このビルを571戸(ワンルーム~3ベッドルーム)の市場価格のアパートメントに改築する計画だ。
空室多いウォール街のオフィス、住宅転用の動き
ニューヨーク金融地区の物件、571室のマンションに
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