米電気自動車(EV)メーカー、テスラの2つの新工場で数十億ドルの損失が発生している。サプライチェーン(供給網)の混乱や電池工場の問題で増産能力が制限されているからだ。同社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が最近のインタビューで明らかにした。5月30日に行われ、6月22日に公表されたテスラ・オーナーズ・クラブとのインタビューでマスク氏は、今年開所したドイツと米テキサス州の工場は「巨大なマネー溶鉱炉」だと述べた。「いや応なしにわれわれの懸念は、従業員に給与を支払い、なおかつ破産しないようにこれらの工場の操業を続けるにはどうすればよいかということだ」と指摘。テスラはこの問題を早急に解決する見通しだと続けた。