メジャーなブランドや商品でなくても、モノとしてのクオリティの高さに惚れ込んだら、値段が少し高くても購入する――。

 こんな男性の消費行動を応援しようと、プロデューサーのおちまさと氏が代表となり立ち上げたプロジェクト「『男のやんちゃ買い』推進委員会」の発足記念発表会が、このほど東京・品川で開催され、おち氏のほか、元総合格闘家の須藤元気氏、俳優の細川茂樹氏らがそれぞれ「やんちゃ買い」したいこだわりの一品への熱い思いを披露した。

欲望を持った男の人は魅力的

都会でもスタイリッシュに乗りこなせるフォルムに惹かれ、思わず「アウトバック」を「やんちゃ買い」したという須藤元気氏

 須藤氏は、最近フルモデルチェンジした富士重工業の都市型SUV(レジャー向きの多目的車)「アウトバック」をいちはやく「やんちゃ買い」したという。国内唯一の水平対向エンジンと「シンメトリカル4WD」により、安定感のある走りを楽しめること、2.5Lエンジン車には新開発のCVT(無段変速機)「リニアトロニック」を搭載しているため、低燃費でスムーズな加速ができることなどで、発売前からクルマ好きの間で話題になっていた。価格は267万7500円から。

 見た目のスタイリッシュさとタフな性能もさることながら、「長い移動時間を有意義な時間に変えてくれる車だから」と購入動機を語る。

 また、家電に詳しい俳優としても有名な細川氏は、これまででいちばんの「やんちゃ買い」は「家の家具を全部オーダーしたこと」と“実績”を語る。じっさい、細川氏の好きなものへのこだわりは相当なものだ。

 大のコーヒー好き、という細川氏は、オランダでは50%以上の家庭が使っているというフィリップス社製のコーヒーメーカー「SENSEO(センセオ)」を推薦、自分がよく通う飲食店でも「センセオ」で煎れたコーヒーを味わいたいばかりに、お店にこの機械をプレゼントしてきたという。

 そんな細川氏が、なおもぜひ手に入れたいものとして、ソニーのスピーカー「Sountina(サウンティーナ)」を紹介した。値段は105万円。その構造は、長さ約1メートルの有機ガラス管を振動させて、1台で奥行きと立体感あるクリアな音を360度へ広げるという他に例を見ないユニークな製品だ。