中国政府がハイテク業界に対し規制緩和に転じる姿勢を見せる中、当のテク大手各社は人員削減を加速する構えを示している。成長が減速していることを受けた動きだ。  中国のインターネットサービス大手テンセントホールディングスや、動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」を手掛ける北京字節跳動科技(バイトダンス)などの企業は、コスト削減策の一環として新たなレイオフを実施。その数は数千人に上ることが、現・元従業員の話で明らかになった。当局の取り締まり強化で打撃を受けたテク企業は、昨年後半以降、すでに数万人規模の人員削減を行っている。