FDA生物製剤評価研究センター(CBER)のPeter Marks氏は、「秋から冬にかけてCOVID-19の重症化を防ぐには、現在流行している株や新たに出現する変異株を防御できる、安全かつ有効なブースター接種用のワクチンを用意することが重要だ。各ワクチンメーカーはすでに、オミクロン株BA.1系統を標的とした改良ワクチンの臨床試験データを報告している。われわれは、BA.4およびBA.5系統にも有効なワクチンの承認に向けて、これらのデータを事前にFDAに提出するよう助言した。それと同時に、改良ワクチンの臨床試験の開始も求める予定だ。このデータは、今後パンデミックがさらに進展した際に有用となるはずだ」と述べている。

 ニューヨークタイムズ紙は、ファイザー社とモデルナ社では、再設計したワクチンの製造をこの夏にも開始することが予想されると報じている。専門家パネル会議でファイザー社は、新しいワクチンは10月初旬に利用可能になる見込みだと述べている。一方、モデルナ社は、同様のワクチンが利用可能になるのは10月後半ないし11月初旬だとしている。再設計後のワクチンの製造には、両社とも約3カ月かかるという。(HealthDay News 2022年6月30日)

https://consumer.healthday.com/fda-tells-vaccine-makers-to-update-boosters-to-target-omicron-subvariants-2657592689.html

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