「お金は欲しいけど、仕事はしたくない」「仕事はキライじゃないけど、お金のために働くのはイヤだ」「定年まで働くなんて考えられない!」
そんな思いが少しでもあるのなら参考にしたいのが、入社4年目の26歳でFIRE(経済的自立と早期リタイア)を果たした遠藤洋氏の著書『投資をしながら自由に生きる』(ダイヤモンド社)だ。仕事をしながら小型株集中投資によって資産を築いた著者が、「最速でお金から自由になる」ための秘策を伝授! さらに、「お金」にも「時間」にも「場所」にも縛られず、好きなことで楽しみしながらお金を得て、自ら実践している人生を最大限に満喫する方法を徹底指南する。
※本稿は
『投資をしながら自由に生きる』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【20代で1億円を貯めた元会社員が断言】<br />真面目にコツコツ頑張る人は厳しくなる…<br />人生が先細りになる前にやっておくべき<br />仕事に“レバレッジをかける”という解決策イラスト:伊藤ハムスター

仕事にレバレッジをかける

【前回】からの続き

時間単価の高い仕事にすべてのリソースを集中し、そうでない仕事はアウトソースするか完全に捨て去る。これができたら、次は仕事にレバレッジをかけてみましょう。

「1:複数」のビジネスをつくる
自分の時間を使わなくてもいい仕組みをつくる
「1:複数」のビジネスをつくる

お客さんとマン・ツー・マンの「1:1」の仕事で収入を高めるには、1人のお客さんからいただく単価を上げるか、労働時間を増やさなければいけません。

ところが、「1:複数」の仕事をすることができれば、同じ1時間でも100人、1000人、場合によっては万単位の人に対して、価値を提供することができるようになります。これが「仕事にレバレッジをかける」という発想です。

■「1:複数」のビジネスの例
メルマガ、ブログ、YouTube、オンラインサロン・コミュニティ主宰、グループコンサルティング、ウェブサービス、ECサイト、セミナー、書籍の出版、メディア出演
【20代で1億円を貯めた元会社員が断言】<br />真面目にコツコツ頑張る人は厳しくなる…<br />人生が先細りになる前にやっておくべき<br />仕事に“レバレッジをかける”という解決策

同じ時間で“より多くの人に”価値提供するには?

「1:複数」のビジネスモデルを成立させることができれば、同じ時間でより多くの人に価値提供することができます。そうすると使う時間は少なくても、得られる報酬を高めることが可能になります。

たとえば、整体師やマッサージ師は、1人のお客さんに対してマン・ツー・マンで施術することになります。こうしたマン・ツー・マンの仕事で、時間を使わず労働単価をあげようと思ったら、1人のお客さんからより多くの単価を得る必要があります。

「1:複数」の価値提供モデルで“レバレッジ”をかける

もし1時間10万円の料金を得られるスペシャルな存在になれたとすれば、3時間で30万円を稼げることになります。しかし、1時間あたり10万円の価値がある施術ができるようになるには、自分の努力だけではなかなか難しいでしょう。

一方で、セミナー、メルマガ、オンラインサロンの運営などは、「1:複数」の価値提供モデルです。このようなビジネスモデルでは、お客さんの数を増やせば増やすほど、同じ労働時間でより多くの収益を得ることが可能になります。【次回】へ続く

※本稿は『投資をしながら自由に生きる』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。