【スバルキ(ポーランド)】リトアニア国境に近いポーランドの田園地帯にある当地は、長い間、広大な農地や穏やかな湖に囲まれた歴史的な都市として知られていた。  だが現在、北大西洋条約機構(NATO)の戦略担当者には危険な場所として認識されている。  人口約7万人の都市スバルキはロシア軍の拠点に挟まれている。南東はロシアの同盟国でウクライナ侵攻の要衝となっているベラルーシに、北西はロシアの飛び地カリーニングラードに接している。  西側の軍事戦略家はここを「スバルキ・ギャップ」と呼ぶ。