ドナルド・トランプ前米大統領が政府の記録文書に関する法律に違反した疑いで訴追される可能性が出てきたが、これまであまり使われてこなかった法律が鍵となるかもしれない。訴追となれば前代未聞の法廷闘争となり、有罪なら大統領選再出馬の道が絶たれかねない。  米連邦捜査局(FBI)は8日、フロリダ州にあるトランプ氏の邸宅「マールアラーゴ」を捜索した。同氏の機密文書の扱いに対する捜査の一環だったと、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は伝えた。本人は自宅が捜索されたことについて「必要もないし適切でもない」と断じた。