ドナルド・トランプ前米大統領が政府の記録文書に関する法律に違反した疑いで訴追される可能性が出てきたが、これまであまり使われてこなかった法律が鍵となるかもしれない。訴追となれば前代未聞の法廷闘争となり、有罪なら大統領選再出馬の道が絶たれかねない。米連邦捜査局(FBI)は8日、フロリダ州にあるトランプ氏の邸宅「マールアラーゴ」を捜索した。同氏の機密文書の扱いに対する捜査の一環だったと、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は伝えた。本人は自宅が捜索されたことについて「必要もないし適切でもない」と断じた。国立公文書館は今年になって、マールアラーゴから15箱分の文書を回収した。文書の移送は1月に取り決められたが、トランプ氏側との協議は2021年に始まっていたという。
トランプ氏の機密文書持ち出し、訴追されるか
複数の法律が鍵、大統領選再出馬にも影響する可能性
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