当局が国家安全保障上の取り締まりを強めている香港で、多くの人が雑談の場として利用していたフェイスブックのページが閉鎖に追い込まれた。香港政府や教育機関に関するコメントが匿名で投稿されていた複数のフェイスブックページが、ここ数日に閉鎖された。先週には、警察の国家安全保障部門が男性2人を扇動の疑いで逮捕。警察によると、この2人はソーシャルメディアグループの管理者で、「悪意を助長する」内容の投稿をした疑いが持たれている。逮捕直後に、フォロワー数20万4000人以上のフェイスブックページ「公務員の秘密」がアクセスできない状態になり、画面には閲覧不可と表示された。このメッセージは通常、管理者がコンテンツを削除したことを意味する。このページには先月、勤務中に休憩室で寝ているように見える警察官を映した動画が公開されていた。