米娯楽・メディア大手のウォルト・ディズニーがアクティビスト(物言う株主)のダニエル・ローブ氏を満足させることは、前回よりもはるかに難しいだろう。ローブ氏率いる米ヘッジファンドのサード・ポイントは15日付の四半期報告書で、ディズニー株100万株を保有していることを明らかにした。これはサード・ポイントが2年前に取得した530万株を大きく下回る。サード・ポイントは当時、ディズニーに対して配当を永久に停止し、その資金を動画配信サービス向けコンテンツに投じるよう公然と求めた。それはまさに絶妙なタイミングで、ディズニーはわずか1週間後に組織改編を発表し、動画配信を事実上、メディア事業全体の最優先事項に据えた。
ディズニー、物言う株主に全面賛同できない訳
ダニエル・ローブ氏が満足するのは前回よりも難しいか
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