自動車大手ステランティス傘下のダッジは、大排気量のいわゆるマッスルカーの熱心なファン層を構築しており、「チャレンジャー」や「チャージャー」に搭載された大音量の高馬力エンジンが長い間、大きな魅力となっている。今後はこうした買い手がバッテリーだけで走るマッスルカーを受け入れることを期待している。ダッジは17日、2023年末に生産を終了するチャレンジャーとチャージャーに代わる新しいフル電動コンセプトカーを発表した。ダッジは122年の歴史を持つブランドで、ドラッグレースに使用されV8スーパーチャージャーエンジンを搭載したチャレンジャー「ヘルキャット」などで知られる。今回の発表は、ダッジが進む新たな方向を示している。24年に発売予定の電気自動車(EV)はダッジにとって初のフル電動モデルとなる。