中国の習近平国家主席が9月中旬に中央アジアで予定される上海協力機構(SCO)首脳会議(サミット)に出席し、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領らと会談する方向で準備が進められている。計画を知る関係者が明らかにした。今回の計画はナンシー・ペロシ米下院議長が今月初めに台湾を訪問したことがきっかけになったと一部の関係者は指摘する。ウズベキスタンのサマルカンドで9月15~16日に開催されるSCOサミットの開催準備に携わる関係者によると、習氏側は今週に入り、対面で出席する可能性を示唆した。ただ、計画は確定していないという。パキスタン、インド、トルコの首脳も出席の準備を進めており、習氏側はサミットと並行してこうした国との二国間会談を行う準備にも着手した。