米連邦準備制度理事会(FRB)は今後も利上げを続ける方針を示している。金融市場はそれをブラフ(はったり)と考えている。こうした状況は双方にとって問題となる可能性がある。2022年上半期にFRBの利上げを受けて急落した相場が、このところ上げ足を速めている。S&P500種指数は6月半ばの安値からの上昇率が17%に達する。10年物の米国債利回りは6月のピーク水準から0.5ポイント余り低下(価格は上昇)した。暴落した暗号資産(仮想通貨)でさえ上昇している。多くの投資家にとってこの反発は、インフレがピークアウトしたとの見方やFRBが2023年中に利下げに転じるとの予想を反映するものだ。こうした見方をけん制する発言がFRB幹部から相次いでいる。ミネアポリス地区連銀のニール・カシュカリ総裁は先週、「私と市場との間にズレがある」と語った。
FRBのインフレ抑制、市場が試す「本気度」
相場の反発は市場の先走りか
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