著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイは石油大手オキシデンタル・ペトロリアム株を買い増しても完全買収の前触れにはならないとみられている。19日に規制当局に提出した書類によると、米連邦エネルギー規制委員会(FERC)はバークシャーがオキシデンタル株を50%まで取得することを承認した。この承認を受け、バークシャーがオキシデンタル買収に向かう可能性があるとの観測が広がった。アナリストはオキシデンタルの石油事業について、天然ガスや再生可能エネルギーなどバークシャーがすでに保有しているエネルギー事業を補完すると述べている。バフェット氏はオキシデンタルのビッキー・ホラブ最高経営責任者(CEO)と良好な関係にあり、同社のアナダルコ・ペトロリアム買収後の経営を立て直す取り組みのほか、債務返済や増配の計画について、公の場で称賛している。