ドナルド・トランプ前米大統領は22日、連邦捜査局(FBI)による異例の家宅捜索で自身の邸宅「マールアラーゴ」から押収された資料などについて、これらの選別を担当する「特別補助裁判官」を指名するよう求めて訴訟を起こした。トランプ氏はフロリダ州にある同邸宅からの押収品に関するより詳細な目録も求めているほか、捜索令状が及ばない範囲であるにも関わらず押収されたものは返還するよう要求している。トランプ氏の弁護団は民事訴訟の中で、「全面的に協力してきた大統領の邸宅を捜索する歴史的な判断について、政府は今のところ正当化できていない」と主張している。特別補助裁判官は第三者の元判事が務める場合が多く、「弁護士・依頼者間の秘匿特権」などの適用対象となる資料の選別を担う。
トランプ氏、FBIの家宅捜索めぐり提訴
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